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G. Lorenzi(ロレンツィ)
ジョヴァンニ・ロレンツィは、イタリア北部・山間の小村モルターソで1899年に生まれました。
若き日から研師の見習として数年間ドイツで働き、当時の厳しい労働状況を体験します。畑仕事と牧畜の不可能な冬期には、若者達は砥石を担いで山村を離れざるを得なかったからです。
未成年でありながらも、ジョヴァンニは1917年に家と職を離れ、ロシア軍と戦火を交わしていたオーストリア帝国軍で兵役を果たしに行きます。幸いにも戦禍を逃れた彼は復員の後、ドイツで得た研師としての職業経験を生かして、1919年に兄弟と一緒にミラノで刃物店を開業します。
1929年、モンテナポレオーネ通りに店舗を移転(現在の場所)、そこでははさみや包丁が販売され、刃物の研ぎサービスも提供されていました。贅沢で多種多様な客を相手にするような場所に店を開けたジョヴァンニは、品質と独自性に優れた商品の開発を進めながら職人としての腕を上げていきます。個人的な成長と同時に会社も徐々に発展してゆきます。妻のリーナの力も借りながら、ジョヴァンニは自分の子供達に永年の経験と知恵を伝えて、彼らに仕事と家族を中心にした価値観を与えます。
1959年、ジョヴァンニは生まれ故郷のモルターソに戻り、会社の舵は息子のフランコとアルドの手に委ねました。彼らは喫煙具の販売開始に備えて店舗の規模を拡張します。
今日に到るまで主要商品である刃物に加わり、これに関連した多様な商品の販売を手掛けています。
創業者の精神を継承しながら、ロレンツィ家は独自に商品を開発・製造する事業を展開させます。実用性がありながら長く愛することができるものづくりとは、各商品に対する製造者の心を、お客様まで届けることです。また、その商品を買って頂くお客様には完璧なサービスを提供しています。
ロレンツィ社が販売している商品は、伝統的な素材を用い、専門的な知識と確かな技術を必要とする加工を施して製造されています。加工の困難な木材、獣角材、革材、真珠層材などの天然材料は、我々に古えの記憶を呼び起こすと同時に、手による質感と視覚的な部分により訴えかけます。
これゆえ、素材を便利な実用品に変える能力のある優れた職人の育成を何よりも重視しているのです。
1978年、フランコの息子マウロはがロレンツィ家の伝統に従い、祖父が創業した店で修業を始めます。
1983年には、店舗は従来の雰囲気を保ちながらさらに拡張、1996年からは「G. Lorenziコレクション」の展示が店内に常設されますが、これは創業者に捧げた剃刀のコレクションであり、ロレンツィ家が三世代に渡り集めた道具も含まれています。
ロレンツィ 会社概要より
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